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2013/07/10

ドイツの児童館のこと

ドイツの児童館のこと調べてみて面白かったのは、ドイツでは学校がたいてい昼過ぎで終わること。だから放課後の遊び場は子どもにとっても大人にとっても必須。遊び場をつくるNPOがたくさんある。

そういうNPOが行政や財団企業から補助金をもらって、児童館を運営していることほとんどみたい。日本の指定管理者制度とは違う。



で、10歳〜22歳ぐらいまでを対象としてるのが児童館というか児童館に「青少年センター」で、バンド、ダンス、DJ、グラフィティなど多様な表現を学ぶためのワークショップに参加できる。ワークショップを経験した子は、スタジオで自主練して、フェスやパーティーに出演したり、自分たちで企画したりする。

















青少年の自立支援が目的で、それを「バンドやダンスでステージに立つ」という形で体系化している。館ごとに「パンク系」「ヒップホップ系」など特色があるので、趣味に合わせて選べる。偏らないようにベルリン市内の館+公園で同時開催フェスをやったりしてる。



22歳ぐらいと上限がぼんやりしてるから、大人も利用できる。館内にカフェがあってビールも飲める。10代前半の子たちにとっては、カフェでジュース飲みながら20歳以上のバンドマンと知り合える空間て魅力的だ。


















このカフェがキモで、見に行った冒険遊び場にも、チルドレンズ・ミュージアムにも、青少年センターにも、カフェがあって近所の人が飲みにきてる。ビールを。子どもをケアする施設というより、子どもを中心としたゆるやかな公共圏を創出している。

※1 ぼくらが行った日はFETE DE LA MUSIQUEという国際市民音楽祭で、各地の遊び場でパフォーマンスが行われていた。http://www.fetedelamusique.de/berlin/

※2 写真は見学したユースセンター Jugend und Kulturzentrum spirale。現在ウェブサイト改装中なのかな?http://www.spirale-kulturzentrum.de/index.php/Home.html

※3 外観だけ見たユースセンター Naunyun Ritze。ここはヒップホップ系。http://www.naunynritze.de/