2010/10/19
10/17 古着回収+解体フェスタ
この日、「ことばのかたち工房」で使用する古着を近隣から回収するイベントを実施。
その後、いつものみどり広場で古着の解体。
前日の朝、代官山UNITから帰ってきてそのまま150枚のチラシをポスティングをした菊地さん。立派だね。
その結果、8軒のお宅から計70着の古着を回収させていただきました。すごいヴォリューム。
その後は恒例の古着堀り。
昼間は近所の大泉第二小学校でお祭り。知り合いに声かけてもらって、杏仁豆腐いただいたり、焼鳥食べたりしてました。
その後は大泉の「ことば」を探しにインタビュー。2件から「ことば」を発掘。
みどり広場での解体では、TとTとMが手伝いに来てくれたり、近隣のFさんが遊びに来てくださいました。女子たちは完全にリヤカーで遊んでましたけどね。
その後、夜は「ことばのかたち工房」の今後について話し合い。そろそろ方法論を大転換しよう!と意気揚々。西尾さんとも相談して、来年は今までの蓄積をふまえ、何か新しいことをしたい。
2010/10/18
Open Meeting 1st 活動紹介用テキスト
アーティスト・イン・児童館とは
遊びの世界を社会とつなぐ
「アーティスト」とは、モノを作ったり、パフォーマンスをしたりして言葉を超えたコミュニケーションを持とうとする人たちのことです。こうしたアーティストの創作・表現の活動と、子どもたちの遊びの活動は児童館の中に対等なものとして共存します。アーティストは、流動的な子どもたちの遊び・生活の現場に出会い、翻弄されるかも知れません。子どもたちは、日常的な行為さえも作品の素材として取り込んでいくアーティストの創作・表現へと巻き込まれるかも知れません。
そのような掛け合いを経て作品が生み出され、発表されます。子どもたちの家族、近隣の住民、学校の先生、自治体の職員、キュレーター、評論家、アートファンの人びとが、児童館から生まれた作品に出会います。
このようにして、子どもやアーティストが体験している世界を、遊び・創作・表現の活動及び作品を通じて社会へと接続しいくことがこのプログラムの目的です。
これまでの活動
西尾美也、北澤潤、Nadegata Instant Party
2008年度は衣服や人の装いをテーマにしたアーティスト西尾美也氏による「ことばのかたち工房」を実施。大泉の街で働く人びとの仕事着を「ことばのかたち」に着替えさせました。
2009年度は島、村、民などをキーワードに活動する北澤潤氏による「児童館の新住民史」を制作。児童館の日常を観察した「手記」を、児童館の壁面に400枚貼りためていきました。
2010年度は練馬区立中村児童館にNadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)を招待し、作品の「試作」を実施していきます。
「アーティスト・イン・児童館 実行委員会」の仕事
企画、制作、成果報告
「アーティスト・イン・児童館」は、アーティスト・イン・児童館実行委員会が東京都、東京文化発信プロジェクト室と共催で実施している事業です。2008年度は自主的な活動として、2009年度から現在のような形式になりました。現在、練馬区立東大泉児童館(2008~)と練馬区立中村児童館(2010~)の2ヶ所で実施されています。
当プログラムは、委員会が共催団体との協議を経て、児童館への協力依頼とアーティストへの制作依頼をし、双方の承諾を得て実施が決定します。続いてアーティストの児童館リサーチ、児童館の関係者との話し合いを経て、制作する作品の内容と発表の形態が決まっていきます。
実行委員会スタッフは、児童館やアーティストへのアプローチ、企画の立案や共催者との協議、資金集め、制作現場のコーディネート、広報、展覧会や記録集の制作などを行ないます。
中村児童館での実施について
中高生とアーティストの出会い
中村児童館では「なかなかTIME」という中高生対応事業が実施されています。現在、多くの自治体が「中高生の居場所づくり事業」に積極的に取り組み、その実施場所として児童館が挙げられていることが多いようです。
私たちはこれまで小学生との活動は実施していましたが、中高生との活動は行っていませんでした。そこで、中高生とアーティストが児童館のような学校とは違う場で出会い協働する機会をつくることで、これまでとは違う新しい活動が生まれることと、「中高生の居場所づくり事業」への貢献が期待できると考え、中村児童館に実施を呼びかけました。
Nadegata Instant Partyの招待について
甘酸っぱい「学園祭」とシニカルな「美術」
現代美術の潮流の一つに「参加型」のスタイルが挙げられます。Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子)もそこに居合わせた人びとの「参加」によって、作品をつくっています。それは例えば、24時間だけの素人テレビ局が様々な番組を放送したり、何でもない住宅地にデートコースを出現させたりして、そこでの「出来事」とその「仕組み」自体を作品として仕立てています。
中学や高校の「学園祭」にも似た、甘酸っぱいエネルギーにあふれた作品を生み出す彼ら。しかし、そこに登場する「ネタ」の中には、現代社会への批判とも見受けられる毒を含んだ笑いがあります。美術の素人も玄人も喜ばせる、そんな彼らを、実際の中高生に出会わせてみたいと私たちは考えました。
今後の展望について
アーティスト、児童館とのネットワーク
2011年度、「アーティスト・イン・児童館」は、中村児童館でのNadegata Instant Partyの制作プロジェクトの他、絵画、演劇、映像など、様々なジャンルの表現を試みるアーティストと共に、都内児童館計5ヵ所での実施を目指します。実施までの過程に関しては現在協議中ですが、今年度はこの「オープン・ミーティング」を通じて児童館とアーティスト双方とのネットワークを築いていき、2011年2月までに実施計画を定めていきたいと考えております。
10/16 西尾美也「OverAll : Shibuya River」/石上純也展
10/16
西尾美也「OverAll:Shibuya River」
西尾さんの「OverAll」シリーズの最新作「Shibuya River」のパフォーマンスに参加した。今回の挑戦は、田中千代ファッションカレッジの先生方と協働、パタゴニアや渋谷区民の方々も巻き込み、かつて流れていた「渋谷川」を想起させる。聞けば、パフォーマンスの交渉はほとんどファッションカレッジの先生が担当したとか。厳格な規制を区民の想いが揺るがし、「渋谷川」の亡骸として古着の川が流れていった。たった15分の、歩行距離もごく僅かな、奇跡のようなパフォーマンスだった。
道行く人は興味を持ち、一緒に「川」を持つ人もちらほら。しかし、何もないかのように目もくれずに通り過ぎていくカップルもいる。なんだろう?とか、面白い!とか、そういう感情さえない。コミュニケーションの拒絶がそこにはあった。
資生堂ギャラリー 石上純也展「建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きく広がっていくのだろうか?」
渋谷から新橋に移動。資生堂ギャラリーへ。空想も虚構も現実のプランも入り交じった石神さんのアイデアが「プロジェクト」として整然と展示されている。ファンタジックな素敵なアイデアたち。アイデアの説明と模型というシンプルな提示なのだけど、それが並んでいると建築の多様な可能性を考えざるを得ず、空間への常識的な認識を改めざるを得ない。
でも同時に、こんな批判もある。確かに「無反省な「いいこと」を強いるムード」はあった。だが、これらのプロジェクトはほとんどが空想で、建築にこだわった空想を手がかりに現実を考えてみる思考方法はぼくは嫌いではない。
建築家の仕事の仕方をリスペクトしているし、積極的に真似していきたいと思っている。
西尾美也「OverAll:Shibuya River」
道行く人は興味を持ち、一緒に「川」を持つ人もちらほら。しかし、何もないかのように目もくれずに通り過ぎていくカップルもいる。なんだろう?とか、面白い!とか、そういう感情さえない。コミュニケーションの拒絶がそこにはあった。
資生堂ギャラリー 石上純也展「建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きく広がっていくのだろうか?」
渋谷から新橋に移動。資生堂ギャラリーへ。空想も虚構も現実のプランも入り交じった石神さんのアイデアが「プロジェクト」として整然と展示されている。ファンタジックな素敵なアイデアたち。アイデアの説明と模型というシンプルな提示なのだけど、それが並んでいると建築の多様な可能性を考えざるを得ず、空間への常識的な認識を改めざるを得ない。
でも同時に、こんな批判もある。確かに「無反省な「いいこと」を強いるムード」はあった。だが、これらのプロジェクトはほとんどが空想で、建築にこだわった空想を手がかりに現実を考えてみる思考方法はぼくは嫌いではない。
建築家の仕事の仕方をリスペクトしているし、積極的に真似していきたいと思っている。
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