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2011/03/19

2011/03/18 Lonely Girl/Sexual Healing





Marvin Geyeの曲が元ネタになって、佐東由梨、ECD、加藤ミリヤにつながってる。


2011/03/17

2011/03/17 帰り道



今日は渋谷でコンセプトブックの打ち合わせをして、そのあとしばらくぶらぶらして帰った。いつもより渋谷は穏やかで節電のためか大人しく見える。山手線を乗り継いで池袋へ行って、カフェに入って仕事をして、また電車に乗ってマッカリに向かう。

西武線が計画停電のために混み合っていたので、電車にのるのが面倒になって、大泉学園で降りた。行きつけの古本屋「ポラン書房」に行って、《ことばのかたち工房展》のフライヤーを届けてきた。ついでに安部公房の『榎本武揚』を買って、歩いて駅の反対側へ。

わらべの前を通り、いなげやの前を抜けて、トレントの角を曲がったところで、団子屋の息子カリブに会った。ずいぶんと背の伸びたあいつは声変わりも始まっていて、話し方も幾分賢くなっている。

「よう、おまえ地震のときどこにいた?」と世間話をふってくるカリブ。
「大学にいたよ。」とぼくは答える。自分の大学ではないけど、東大にいた。
「大学で何してたの?」
「講義聞いてた」
「なんの?」
「なんでもいいじゃねえか」

道端で会話をすると、細かいことを矢継ぎ早に質問されることが多い気がする。大人が普段何をしているかを知るチャンスだと思っているのかな。

「で、おまえは何してたの?」
「え?おれ?おれね…大便してた…。」

やつは一度目の大きな揺れが来たとき、トイレの中にいたらしい。驚いてブツは引っ込んだそうだが、なんともカリブらしくて笑った。あほだからなあいつ。そんなあいつも4月から中学生になる。

「ねぇ、また今度鬼ごっこしようよ」
「あぁ、いいよ」
「いつ?」
「じゃあ、29日の火曜日」
「うん、わかった。じゃあミドリ(公園)でね。」

その昔、アーティスト・イン・児童館を始めるまえに、東大泉児童館で「いつものまちだっせん作戦」と称してダンボールばらまいたり古着でユニフォーム作って鬼ごっことかしてたのを、彼は覚えていて、彼にとってはそれがぼくとの思い出なのだ。久しぶりに、鬼ごっこでもするか。29日なら、できるはず。暇そうなひとを誘おう。

2011/03/16

2011/03/16

東北で大きな地震があってから、今日で5日になる。

ここ数日、建物やカラダがこわれてしまうことを、つい想像してしまう。正確に言えば、頑張って想像しようとしている。ネットやテレビで見る映像には、どうにもリアリティを見いだせなくて。頭の中をめぐってるのは、レゴブロックがカチャカチャ動くイメージと、ラミエルの解体―再生のイメージ



たぶん、考えたいのは、決して壊れないモノのことではなく、バラバラにして何度でも組み立てなおせるモノのこと。今回の騒動の中でこの解体-再生のイメージがぼくの頭の中でぐるぐるしている。


そんな今日は、成田空港に行ってきた。パートナーがお姉ちゃんの結婚を祝いにチリへと飛ぶ(お姉ちゃんの旦那さんがチリ人)ので、その見送りに。7月に赤ちゃんも生まれる予定で、もう名前も決まったんだって。空港にはたくさんのひとが寝袋を敷いて充電器をつないでPCのモニタを見ていた。今回の震災で、帰れなくなった人たちなのだろうか。
そういえば西尾さんも今、ナイロビ・アート・プロジェクト第三弾で頑張っている。咲子さんは生後五ヶ月の赤ちゃんと一緒だとか。
ぼくの身近な人達と遠くの土地と身近で遠い地震というバラバラの事柄が、たしかにリンクしているのを感じた。