西尾美也「OverAll:Shibuya River」
道行く人は興味を持ち、一緒に「川」を持つ人もちらほら。しかし、何もないかのように目もくれずに通り過ぎていくカップルもいる。なんだろう?とか、面白い!とか、そういう感情さえない。コミュニケーションの拒絶がそこにはあった。
資生堂ギャラリー 石上純也展「建築はどこまで小さく、あるいは、どこまで大きく広がっていくのだろうか?」
渋谷から新橋に移動。資生堂ギャラリーへ。空想も虚構も現実のプランも入り交じった石神さんのアイデアが「プロジェクト」として整然と展示されている。ファンタジックな素敵なアイデアたち。アイデアの説明と模型というシンプルな提示なのだけど、それが並んでいると建築の多様な可能性を考えざるを得ず、空間への常識的な認識を改めざるを得ない。
でも同時に、こんな批判もある。確かに「無反省な「いいこと」を強いるムード」はあった。だが、これらのプロジェクトはほとんどが空想で、建築にこだわった空想を手がかりに現実を考えてみる思考方法はぼくは嫌いではない。
建築家の仕事の仕方をリスペクトしているし、積極的に真似していきたいと思っている。
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