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2012/03/27

円環、フィールドワーク

フィールドワーク、とか、客観、とか、そういう言葉と共に大学生活を過ごしてきたけど、2011年度のプロジェクトは、それらの言葉を疑うところからはじまったように思う。

いろんな人々の活動やコミュニティのことを「円環」と捉えるとすると、ある円環を一歩外側から見る、みたいなことって実はあり得なくて、客観的と思っていたポジションも実はその円環運動の中に組み込まれている、と考えることにしている。

フィールドワーカーは現場に影響を与える。現場を変える。その変化の当事者であるべきだー、ということは前もこのブログに書いた。

客観的、ということは全くあり得なくて、複数の主観があるのみ。フィールドワーカーも、主観のひとつ。それまでその場になかった新しい主観であり、それまでその場にあった役割と、新しい役割の間のステップワークでしか、フィールドワーク的な眼差し、記述はありえない。

円環は常にふくらんだりしぼんだりしている。外側も内側も、実は無いんじゃないか説。

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