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2013/03/10

代々木上原、千葉、上野

少しずつ、日々のことを更新する。

今週は月曜から、すごくお世話になってる人をものすっごく怒らせてしまったことがあって、あぁもうほんとに自分ダメかも、時すでに遅しかも、とか思いながら、半分ぐらい地面にめり込んでた。人の話を聞いているようで全然聞いていなくて、無責任で、他者へのリスペクトがなくて、軽薄な感じがあると指摘された。たしかに、自分にはあるかも知れない。いや、ある。それじゃ誰も助けてくれなくなってしまう。もっと周りの人に楽しんでもらいたいし、そのためには工夫しなければならないことが、自分にはたくさんあるのだ。それを軽やかにできる人もいるけれど、それは才能なわけで。

というわけで今日のこと。朝からデザイナーの飯田くんの事務所に行って、制作中のアージパンフについてのミーティング。どうしようか悩んでいた部分を吹っ切るようなアイデアが見えて、2人でよし!ってなってた。

飯田くんはとても理性的な人で、グラフィックになった時に、他者からどう見えるかを客観的に、そして彼特有の質感をもって、語る。「でもときには自分も馬鹿になってみないと見えないものもあると思ってて、それができないんだよなぁ」という彼にはすごく共感する。でも今日「よし!」ってなった部分は、それを乗り越えられそうな感じだ。

午後は、千葉市美術館へ。WiCANによる「美術がおもしろくなってきた。ー須田悦弘展鑑賞報告会」。

子どもの鑑賞教育プログラムを、小学校、美術館、そして大学の研究室が連携してつくる、という、みんなが詳細を知りたい事例になっていたし、学校の先生も、エデュケーターも、学生も、自分の責任で話している感じが、だれも「お手伝いでやってます」っていう感じがなくて、すごくポジティブで丁寧なエネルギーを感じた。


縣さんの発表は特に面白くて、「美術/美術館に対するイメージ」「日常における意識」などが変化する、というデータを数値で見せていて、すごい説得力。そんなに複雑なものではないけれど、こんなふうにシンプルな調査を設計できるのは、やはりさすが!という感じ。


あと、WiCANは去年も報告シンポジウムに足を運んだけれど、毎年学生が自分たちの失敗したことを発表していて、それがすごく好感持てる。とくに最近自分が「反省」を怠っていただけに…。

すごく真面目なシンポジウムだったけれど、「学校」「美術館」「大学」のように制度化され硬直化した現状に、「変化」を呼び込むために連携し、他の領域を受け入れ、内部を変容させ、そこに関わる個々人の「おもしろい」を引き出し、混ぜあわせようとする姿勢を感じ、とても励まされました。

そして、夜は上野でご飯。りのさんのご両親とゆっくりご飯をたべるのは初めてだったけど、家族みんな愉快でポップ。やぼったく伸びてた前髪をきってもらってさっぱりした。

明日はいろいろ書類仕事して、映画を見に行くぞ、と。


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