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2013/03/11

自分たちの仕事、ムーンライズ・キングダム

今日は午前中から調べ物。確定申告、間に合わせないとやばいやばい。NPOの経理の方法を確認して、明日に備える。

プレスリリースをつくったり、製作中のマガジンにコメントしたり、《放課後メディアラボ》の仕事をこなし、あとはメールを返しまくったり、いろんなこと考えたり。

夜は、制作中のアーティスト・イン・児童館のパンフレットについてのミーティング。新しい事務所に、デザイナー、ライター、編集者がそろう。確認がメインだったけど、ひとつひとつこうやって顔を合わせて確認していく、これはすごく大切。

ちょっと不安なことが2つあって、こういう印刷物を丁寧につくっていくということなのだけど、ここにNPOの理事・会員、そして児童館のスタッフが入っていないことだ。「自分たちの印刷物」をつくるという感じに、今回は持って行けていない。事務局が使えるものを、このコストを掛けて作っている、という感じだ。プロジェクトにするなら、NPOの理事・会員、児童館スタッフが「自分たちの印刷物」になるための、合意形成の過程を踏んでいかなきゃいけないと思う。それはすごくすごく時間のかかる作業なのだ。



ところで昨日見た映画『ムーンライズ・キングダム』がとってもよくて、泣けた。とある島で、問題児の美少女と、問題児のボーイスカウトが駆け落ちをする。内容は子どもたちの自立と戸惑いの物語なのだけど、大人の世界と子どもの世界の境界の描き方が、ギミックが効いてる。

飲みかけのミルクの入ったグラスに、ビールを注いで飲む、とか
ボーイスカウトの隊長も普段は算数の先生をしている、とか
釣り針にコガネムシをつけてつくったアクセサリー、とか
シロツメクサの花束とか

ワンシーンワンシーンの精度がやばいなぁと思う。これだけの美意識を統率してやったチームに、本当にすごい。映画って本当にすごいですね。自分も、業種や形態は違うけれど「クオリティ」を問われるチームの一員だし、そのリーダーを任されているわけなので、産みの苦しみを人一倍味わわねばならぬはずなのだ。ホント最近がんばりどころ。




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