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2017/11/10

超福祉、資本主義、サービスデザイン

超福祉展に行ってきた。http://www.peopledesign.or.jp/fukushi/



渋谷区のダイバーシティへの取り組みすごい。ピープルデザインの取り組みも、数々の自治体が失敗しているワールドカフェ的なものを乗り越えそうな感じ。世の中の企業が福祉やダイバーシティというキーワードに向けていろんな取り組みしてるのも希望ある、という印象。


メディアアート作品が福祉の文脈で取り上げられる様子も。



ただ、「福祉」の陰に隠れて、資本主義的合理性で動いているような印象もあったし、実用化、ビジネスモデルの成立まではまだ遠い印象もあった。そのツールを所得の優劣に関係なく手に入る価格まで落とせるか、振る舞いとして恥ずかしくないか、常用するのにテクノロジーのリテラシーはいらないか、など、これから先に必要な課題が山積していることもよくわかる。だからこそ、まずは認知を広げる!という意味で行われているのだろう。たくさんの企業、研究機関が関わっていて、集客は多そうだし、とても希望のある風景に見えた。


社会的養護を必要とする子どもについての取り組みや言及がなかったのも残念に思われた。福祉施設のサービスデザインの改善プランとか、企業ではなく行政側がどう取り組んでいるのか、もっと見られると良かったな。

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