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2011/10/26

子どもとの約束、報酬、経験

今日は午前中、近所の「ごたごた荘」に挨拶に行き、上石神井児童館に《チルドレン・プライド10.30》のチラシを渡して、あずかってもらってたプラカードを持ってかえってきた。そのあと、湯島児童館におじゃましてドッジボールして遊んで、宣伝。夜は、林立騎さんとハンス=ティース・レーマンさんの「クライストと演劇」の対談を聴きにいった。

子どもたちには「これ、参加したら何かもらえるの?」と聞かれるけど、そういうことじゃない。とにかく楽しいし、やったら気分がいいよ!と伝えている。そりゃまぁ「本郷いちょう祭り」だから、何かあるかもしれないけど、そういうことじゃない。たしかに、チルドレン・プライドは路上を歩くし、声を出すから緊張はする。自信をもって大きな声出してほしいなと思うし、その緊張から解放されたときの達成感はひとしお。そういうことなのだ。

もし仮に、これが子どもをパフォーマーとして"雇う"のであれば、話はべつだ。それに応じた報酬が必要になる。でもこのワークショップは、彼らに刺激的な体験を提供することを約束している。達成感とか、表現の自由とか、そういうものだ。だがそれは、何かを解決したり、有益な技術を手に入れたりするものではない。クライストの演劇同様、何度も問い直すことができる、マルチプルな経験なのだろう。あぁ、おもしろい。

山本さんのプロジェクト、まだ3つ残っている。しかし、それもあと2週間で一区切りだ。次はない。そのときはもう新しい時間がはじまっている。終わったら寂しくなるのだろうな。今できることをすべてやりきらないと、きっと後悔するだろう。それは分かっているのだから、今、全力で想像して、現実にしていけ。


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