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2011/10/27

いいと思ったら、まぜかえす

開進第一小学校の校長室にて
《まちのみなさんありがとう》の撮影が完了した!
(http://jidokan.net/blog/2011/1026-998/)

昨日のCAMPのトーク〈実践と判断〉にて、

「表彰式がうまくいって、喜びと喜びで終わってしまったら、その解釈で止まってしまう。例えば、警察の人の『うわ、でかいな...』とつぶやいた微妙な顔を、彼(表彰した子)には忘れないでほしい。」

というような内容を語っていた山本さん。いくつもの解釈のレイヤーがあって、そのどれかにかちっとはまってしまうのではなく、もっといろんなことを考えられる可能性を、彼の作品とその体験はもっている。


今日の最終日は学校の校長先生に「いろいろな話をしてくださってありがとうございます賞」を届けにいったわけだけど、届けたHくんと山本さんは、終わったあとの帰り道、こんな会話をしていた。

山「校長先生、いつもどんな話してくれてんの?」
H「え、わかんない」
山「わからんの?わからんかったら、『いろんな話しを...ありがとうございます賞』あげんでもよかったんじゃないの?」
H「えー...」

表彰できてよかった、と安心しているHくんのなかに、新しい疑問を生む。「あぁ、たしかにあれでよかったのかな?」とHくんが思ったかどうかはわからないけれど、こうして、経験を複層化・多面化している。山本さんの作品をみていると、あるいは本人と話をしていると、いくどとなくまえぜかえされる。ほんとうにラミエルみたいだ。





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