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2014/03/30

人力、ミニマル、グルーヴ

音楽は別に詳しくはないし、そんなCDやレコード買いあさったり、クラブに入り浸ったりするようなこともしないんだけど、一個だけ好きで好きで仕方ないジャンルがあるとするとそれは「人力ミニマルテクノ」です。

2012年3月31日に、ドイツのミニマル・テクノユニット「Brandt Brauer Frick」という人たちが来日してたときに、なんとなくかっこよさそーと思ってYouTube見たらおや?これは?と思ってライブに行ったらめっちゃ踊らされてびっくりした。



ミニマル・ミュージックの代表者の一人にテリー・ライリーという人がいるらしくて、その人の「in C」という曲を蓮沼執太さんが演奏していたので、原曲も聞いてみたらすごくよくて、あぁこういうのがミニマルなんだ〜と思っていた矢先のコレだったので、こんなに踊れるミニマルあるの〜!!!!と驚いた。



人力ミニマルテクノはジャンルとして確立されてるわけじゃない。ただ、人の力で繰り返されたり、気付かないうちに変容していったり、予期せぬ音が入っていてそれが新しいグルーヴになっていったりする感じが気持ちいい。たとえば日本のにせんねんもんだいも、おなじ感覚で好きなわけです。



で、更に調べてみるとアフリカにもあったみたいですね!人力ミニマルテクノが。無表情でぽんぽこやってる感じがたまらないし、ちゃんとエレクトリックなんだよな〜。親指ピアノっていうんですか。
(00:02:07あたりでおもわずツッコミを入れるはず。)



とまぁこんなかんじで、なんとなく好きな音楽映像をまとめたくてブログに埋め込んだッて感じです。一見バラバラで予定されている和音とは別のかみあわせで生まれちゃうグルーヴ、みたいなのが最高にアガる。不協和音とかいって和音って誰かに決められたもんだし、おもしれー!とかあーこんなんしちゃおかなーとかそういうのが重なってくればヘンチクリンなグルーヴは生まれるのだということを見せてくれている。

同じ文脈で紹介していいかわからないけれど、Open Reel Ensembleもまた、人力で、時にはその場で録音/再生/編集(回転したり止めたり)して演奏してしまう、超クールなグループ。


こうやって並べてみると、こういった質感のグルーヴを出すための身体性って、何なんだろうと考えてしまう。こうしたらおもろいだろ、とか、こんなんしちゃおっかなー、とか、ここにあえてこう!みたいなやりとりが生む集合知、これは楽しそうだなぁと思う。ぼくもぜひ嗜みたい。




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