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2010/12/07

12/06 ドキュメントの水面

蓮沼昌宏さん、林立騎さん、郷田真理子さんが三人でやってる「くそ勉強会」に参加させてもらった。超面白かった。こういう「勉強会」みたいのって、つまらない話が多くて退屈な場合が多いけど、今回のは違った。面白かった。

映画と演劇と美術と教育の「時間」の話をたっぷりした。「別」の時間を付け加えることが公共性だという話にはドキドキしてしまった。

そんな興奮が覚めやらぬまま、ワインとビールでぼーっとしながら茗荷谷まで歩いていると、山口さんから電話。

「臼井くん、今文京区にいるでしょ?わたし、後ろにいるよ」

ホラーかと思ったら、ほんとにいて、手を振ってる。そうだ、彼女の実家このすぐそばじゃん。駅までの道が分からなかったから、送ってもらった。女の子に送らせるってどうなの、って思いながら。

さて、今日とても考えたのは、「ドキュメント」とはつまりは水面を作るようなものなんじゃないか、ということ。地上から見ると美しい水面に見えるが、水面下ではもっと多様な生き物が生きていたり、残酷な廃棄物のたまり場になっていたり、見えない世界が拡がっている。水面下に引きずり込むタイプのドキュメントと、美しい水面として見せるタイプの2種類のドキュメントがあるんじゃないか。その両方を、うまくできないか。

これから、蓮沼さんから借りた『鏡の歴史』を読み込んでみる。

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