オープンミーティングの翌朝、もぞもぞと起きて東京駅からバスに乗り込み水戸へ移動。
大友良英「アンサンブルズ2010 共振」のオープニングイベント「アンサンブルズ・フェス」へ。展覧会場のいろんな箇所で、即興演奏やセッションが始まる、フェス。山本精一、山本達久、テニスコーツ、梅田哲也、七尾旅人、カヒミ・カリィ、そして大友良英。
美術館の中でパフォーマーが台車に乗ったり歩いたり、移動しながら即興や予定していた曲を演奏する。演奏する人の奇妙な身体性を浮き彫りにする異質な風景がところどころに立ち上がっていきます。しかし、徐々に観客が地べたに座り「客席」をつくりはじめたところから、異質さが薄れていきました。ぼくたちは音楽の消費の仕方を知っています。体を揺らしたり、手拍子をしたり。それをし始めた瞬間に、美術館であるにも関わらず音楽を消費する空間になってしまったように思いました。美術をもって、僕達が知っている音楽の消費方法を解体しようとしたのかなぁ。もう少しラディカルな解体が観たかった。
展覧会はまだ見ていない、と言っておきます。繊細な音たちの集合はきっと素晴らしい体験になるはず。もう一度行こうと思っています。
大友良英「アンサンブルズ2010-共振」
欧文表記:
Otomo Yoshihide "ENSEMBLES 2010: Resonance"
●会期:2010年11月30日 (火)~2011年1月16日 (日)
●開館時間: 9:30~18:00 *入場は17:30まで
●会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
●休館日:月曜日・年末年始12月27日 (月)~2011年1月3日 (月)
*ただし1月10日(月・祝)は開館、翌11日(火)休館
●入場料:一般800円、前売・団体(20名以上)600円
中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
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